相談症状一覧

不定愁訴について

いつも体がだるい、寝ても疲れがとれない・・・等ずっと調子が悪いという方が最近増えています。病院で調べても特に異常なしという場合、その症状はひとまとめに不定愁訴と呼びます。 とてもあいまいで病名がつきにくく、個人の症状もさまざま・・不定愁訴とは何なのでしょう? その原因はからだの歪みにあるかも・・と考えたことがあるでしょうか。 ひとつひとつの細かい症状を追わず、なぜそのような症状が慢性的に現われているかという原因をたどっていくと、その根本解決へのヒントが見えてきます。 人は頭の重さ(5~6㎏)、その全てを首によって支えています。日常生活のさまざまな場面で前かが……

不安症について

「不安症」(不安障害)とは、その人が置かれている状況にそぐわない激しい不安が慢性的に、また変動しながら続く状態のことを言います。 「不安症」の症状としては、発汗、息切れ、めまい、心拍数の上昇、ふるえなどがあります。不安という感情は誰しもが持ち合わせており、いわば正常な感情の一つで、通常、その原因と特定されるものが取り除かれれば自然と解消されていくものですが、極端に日常生活に支障をきたすほど不安が強く、長く続くようであれば「不安症」とみなされ、精神障害として治療が必要になります。 多くの場合、薬物療法が行われます。また、「不安症」のひとは、うつ病を発症しやすい傾向にあります。 ……

統合失調症について

統合失調症について 統合失調症は、考えや気持ちがまとまらなくなる状態が続く精神疾患で、その原因は脳の機能にあると考えられています。思春期から40歳くらいまでに発病しやすく、約100 人に1 人がかかるといわれています。このことからも、決して特殊な病気ではありません。 発症の原因 統合失調症の原因はまだはっきりとわかっていませんが、脳内で情報を伝える神経伝達物質のバランスがくずれることが関係しているのではないかといわれています。また、大きなストレスがかかることなども関係があるようです。 遺伝子も関与しているといわれていますが、単純に遺伝子だけの問題ではなく、さまざまな……

認知症について

認知症の公式な定義は、『後天的な脳の病気により正常に発達した知的機能が全般的かつ持続的に低下し日常生活に支障を生じた状態』とされています。 認知症で多い症状 • 同じことを何回も言ったりする • 置き忘れやしまい忘れが目立つ • 物の名前が出てこなくなった • 時間や場所の感覚が不確かになった • 些細なことで怒りっぽくなった • 財布が盗まれたという • だらしなくなった • 少し複雑な内容のテレビドラマの内容が理解できない • 以前より疑い深くなった • 人が誰であるか判断できない • トイレや寝室の場所を間違う • 洋服がうまく着られない ……

更年期障害について

「更年期障害」とは、女性が閉経を迎える前後10年間(平均的に45歳頃~55歳頃)くらいの時期に起こる様々なからだの不調のことを言います。 患者数は圧倒的に女性が多いのですが、女性に限らず男性にも同じく症状が認められる報告があり、一時期は「男の更年期障害」という言葉が飛び交うほど話題になったこともあります。 更年期障害の原因 「更年期障害」が起きる主な原因として、3つのことが挙げられます。 1つ目は加齢やエストロゲン(女性ホルモン)の欠乏といった身体的ストレス、2つ目は性格などに由来する心理的因子、3つ目は仕事や家族関係(家庭環境)に起因する社会的因子。 これらが重なって関与し……

産後うつについて

昔から「産後の肥立ちが悪い」という言葉があるように、産後の女性の体はとても不安定な状態にあり、心身の変調が起こりやすいものです。 産後うつ病にかかる人の割合は、全体の10~20%で、産後はそれ以外の時期よりもうつ病を発症しやすいと言われています。 産後うつの原因 要因は、もともとある妊娠前からの精神疾患の既往や、置かれている環境、パートナーや家族との関係、情緒的サポートの不足、対人関係のゆがみ、経済、住居環境の問題などがあげられます。 直接的誘因としては、妊娠・出産そのものによる大きなホルモンバランスの崩れや心理的な要因(経験したことのない事態に対する漠然とした不安)などが……

生理痛について

  女性は閉経までの約40年間、生理痛のつらさに立ち向かわなければなりません。   生理が回ってくるまでの平均的な周期が28日で、生理期間が約6日だとしたら、生涯のうち約3,000日を生理の悩みに費やすことになるのです。   生理痛はなぜ起きるのか? 生理が回ってくるまでの平均的な周期が28日で、生理期間が約6日だとしたら、生涯のうち約3,000日を生理の悩みに費やすことになるのです。   女性の身体の中にある「卵巣」では、毎月、妊娠のために卵が排出されます(排卵)。 その卵が男性の精子と結びつい……

不妊症について

不妊症とひと言で言っても・・・  「不妊症」の定義はとてもあいまいです。 日本産科婦人科学会では、「ある一定期間、性生活を行っているにもかかわらず、避妊しないで2年以上妊娠に成立をみない場合を不妊という。その一定期間については1年から3年までの諸説があるが、2年というのが一般的である。」と定義していますが、 不妊症というのは「結果として妊娠しない状態」のことであって、身体の状態を定義しているものではありません。   つまり、「不妊症」というと、いかにも病気のような印象を受けますが、実はとてもあいまいなものなのです。  "なぜ……

冷え症について

「冷え性」とは一言でいうと「血行障害」です。女性に特に多くみられ、月経や出産などによる骨盤内のうっ血や貧血、自律神経の失調、ホルモン分泌の異常、新陳代謝機能の低下などが原因として起こります。また、ホルモン分泌の変動が激しい思春期、出産前後、更年期の女性はとくに冷え性になりやすい傾向があります。 自律神経は、急激な気候の変化などに伴って乱れやすく、過度な湿気、長時間による冷房、睡眠不足、食事のかたより、身体を冷やす生野菜や果物の食べ過ぎ、甘いもののとり過ぎ、薬の飲みすぎなど、日常生活を送る中にも様々な原因が潜んでいます。 体温変化による症状 36.5℃・・・・健康体で免疫力……

便秘について

便秘とは、排泄物が大腸内に溜まっているにも関わらず、何らかの不調によって正常な排泄が行われない状態のことですが、「正常な排泄」には個人差があるため、何をもって便秘と定義づけられるのかは、明確ではありません。 日本内科学会では「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」とされています。重要なのは、何日間便が出ていないかではなく、「残便感や苦痛を感じるか」だといえます。   便秘の原因 では便秘になるとどうして困るのでしょうか。  便秘というのは便が大腸内に溜まった状態です。この状態が続くと、悪玉菌が増加し、発がん物質や発……

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