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写真をみるのはチェスより大変

問3 脳が使うエネルギー量は、どれとおなじ?
 (a)  冷蔵庫内の照明灯
 (b) ノート型パソコン
 (c)  アイドリング中の車
 (d)  高速道路を走る車  
 
                             答えは(a)
自分の脳がしていることで、実際自分で気づいているのは脳の活動のほんの一部だけ。しかも、脳が自分に隠れてこっそりやっていることが、いちばん骨の折れる仕事なんだそうで。。
コンピューター科学者たちが、はじめて人間の能力をまねたプログラムを書こうとしたときに気づいたこと。
ーーーそれは、論理的法則に従ってコンピューターに複雑な計算をさせるのは比較的簡単だけど、≪視覚映像≫として見えているものが何かを判断させることはとても難しい、ということ。
特になにが難しいかというと、ひとつは視界のなかの個々の物体を認識すること・・・たとえば、食卓を見たとき、水の入ったコップも、その後ろにある花瓶もそれぞれ個々の物体であるということは当たり前に認識できます。
けれど写真を撮ってみれば、それは奥行きのない平面の一画面に写っている“絵”。私たちは物体に対する過去の経験を利用して、それが別々のモノだと推測しているに過ぎないのです。
写真を撮ったら、だれかの頭から木が生えているようにみえたことはないですか?
頭から木が生えている人・・・
これまでの経験上ちょっと記憶にないので、たぶんそれは頭から生えていないと思います。


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