HOME > 骨粗鬆症 ミニ知識

骨粗鬆症 ミニ知識

ちょっと昔に「人生50年」と言われた時代がありました。
でも現在は、50年で人生が終わってしまうのではなく、
50年たつといろいろな問題が発生する年代ですよっ、
と解釈したいと思います。
そのひとつに『骨粗鬆症』
まず
骨粗鬆症がもとで骨折しやすいのは、重心のかかる腰椎や大腿骨頸部(股関節部)です。
今では高齢者の人にも人工骨頭などを利用した手術が行われるようになりました。

日本人の腰椎の骨量を測定した表を見ると、女性は閉経後5~10年間に急激に
骨量が減少し、70~80代になると、70%の人がいつ骨折してもおかしくない
状態になります。
女性ホルモンが活発な年代では、女性ホルモンが骨の吸収を抑え、形成を促進し
簡単に言うと、骨を守るという役割を果たしていたからです
いっぽう男性は、70代後半までは大きな骨量の変化はありません。

骨粗鬆症に関しては、肥満(大柄)の人の方が
痩せた人よりなりにくい、と言われています。
おそらく、体重が重いと骨にかかる負担が多く
骨が鍛えられる説や、肥満細胞中のアンドロゲン
が閉経後もエストロゲン(女性ホルモン)に
変換されるといった説が考えられます。

現在の自分の「骨」はどういう状態か知っておきたいですね。
最近では「骨代謝マーカー」という測定をすることで、骨の形成が促進しているか、
低下しているかの見極めも可能になってきました。

なにより若い時からバランスの良い「食事」、適度な「運動」
をしてバランスのよい身体をつくっておくことが一番必要です。


コメントを残す