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健康と背骨の関係とは。

壮大なるお話をしますと、生きものがこの世に誕生すればたちまちその日から、常にいろいろなものを必要として生きていきます。いついかなる時も衣・食・住。そして外敵。
なかでも『食』は欠かすことが出来ず、食料がある時にひと月分をまとめて食べておき、あとは全く食べる必要がない、などというものでもありません。冬眠前のクマはさておき。

また、我々が生きていくうえで、常に闘っている難敵の一つに「病気」があります。
人間の体には俗に“四百四病“がとりまいていると言われています。全く戦わなければ、いずれは『死』を意味します。病気の原因は様々ですが、もともと人間の体は優れた情報網をもち、防御反応によって次々と襲う“原因”に立ち向かうのです。

たとえば、末梢の部分にどんな外敵が入って来てもスグに感知し、外敵侵入後のトラブル発生の情報はスグに中枢である脊髄を通って脳(総司令部)に伝えられます。脊髄は中枢の役割をしますが、周りは「背骨」で守られています。言うなれば情報システム管理総本部ですね。

では、この総本部の背骨に異常が発生すればどうなるでしょう?

末梢に対する指示司令システムが狂いだします。その結果、戦部隊は司令通りの機能が果せなくなり、機能の減退が続くと、総司令部の脳はそのままで良いものとして判断してしまいます。

人間の末梢までの機能を安定させるには、総本部の背骨の動きを滑らかにしておかなければなりません。背骨の曲がりや歪みは必ずと言って良いほど、末梢への影響が発生するようになっています。
“健康“という『幸せ』は、「中枢」と「末梢」の完璧なるスクラムなのです。

昔の医療は腹部治療が中心だったとのこと。近代医学の発達は腹部治療からの
進化でもあります。それゆえ昔ほど、背骨治療は恐ろしく難しいはず。この背骨に決定的な
病気・障害が発生したらどうしていたのでしょう。まさに致命的と言わざるを得ませんね。

「背に腹はかえられぬ」だったのが今は「腹に背はかえられぬ」のような・・

改めて、脊髄=背骨の調背(ちょうはい)抜きでは『健康』を唄えるのは難しいようです。


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