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痛風は贅沢病?

痛風は、「尿酸」が体内で飽和状態になると痛風発作を引き起こします。ごちそうばかり食べていると尿酸値が上がると短絡的に考えられていた一昔前は「ぜいたく病」「帝王病」と言われてきました。が、その観念にとらわれていると「美食やお酒を控えれば治る」などと安易に考えて、治療時期を逃しかねなせん。
尿酸とは、体内で物質が分解された後にできる老廃物で、摂取する食事よりも体内で生産される尿酸の量の方がはるかに多いのです。

人間が活動するためにエネルギーが作り出される時には尿酸が生まれ、ストレスの多い人ほど
尿酸を多く排出します。スポーツでも、有酸素運動なら問題はありませんが、筋肉トレーニングなどの無酸素運動をすると一気に尿酸値も上がります。 健常な人は腎臓でこし出されますが、なかには排泄が上手く出来なかったり、尿酸が過剰に生産されたりして血中に多くに残ってしまうケースもあります。

痛風になりやすい人と言うのは、仕事も遊びもパワフルにこなす人が多いようです。
痛風患者の99%が男性で、女性は同じ生活をしても痛風にはなりません。これは尿酸の排泄をうながす女性ホルモンと関係していて、閉経後に尿酸値は多少高くなりますが、それでも本格的な?痛風は女性ではゴクわずかです。

治療は、体内で尿酸の合成を抑える薬などを用い、食事やお酒はもちろん控えめに、代わりに水分を充分に!
最も大事なのは精神的ストレスを解消する程度の適度な運動です。


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