ここ10年程前から、働き盛りの４０代後半位の男性のなかに、女性のような「更年期症状のようなもの」を訴える方が増えてきています。男性の場合、ハードな仕事の疲れや人間関係から来る一般的な「疲労」と混同されやすいようですが、なかなか疲れがとれず栄養ドリンクを毎日お茶の様に飲んでいる男性は、もう一度生活形態を振り返る必要があるようです。
特に病気がないのに「頭が重い、ふらつき、胃が重い」等の症状が続いたり、気持ちもうつ状態で何をしても身が入らないというような状態は『更年期』の症状と言えます。

女性の場合は、検査上ホルモンの減少や月経停止など目安となるものがありますが、男性の場合、男性ホルモンをそれほど意識せずに過ごしているため、起きている症状と男性ホルモンとの因果関係など疑いもせず、検査しても特に見当たらない場合が多いのです。
多くは「ストレスでしょう」と言われて終わりになるケースがほとんどです。しかし、年齢的な考慮で最近は「男性更年期」と呼ぶようになってきました。

また男性は「体力と気力」の個人差によって症状の自覚に相当な差が出るようで、性格的に神経質であったり、几帳面な人は出やすいかもしれません。

体をゆっくりメンテナンスしたり、生活のリズムを整え、少し立ち止まることも必要です。長～い目で考えたとき、「今」の休息は何にも替え難い将来への道筋を示してくれるかも。

趣味の時間、ぬるめのお風呂、散歩、時にはお酒も必要でしょうか・・・。

著者：天竺スタッフ

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