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痛いの痛いの飛んでいけ

今や、様々な手技による「整体」が盛んです。ではいつ頃からこのような治療方法があったのでしょうか?

『皇国医道教典』によると、日本(大和の国」の医学の神様は「少彦名命(すくなひこのなのみこと)」

すくなひこの なの にが手にて
なでればおちる どくのむし
なおせばなくなる 病ひのちしほ
おりよ下がれよ いざいでよ

病気を治すために、人による手技は未開地でも行われており、2000年前から広まって原始医療の基本をなしてきました。 むかしから存在する神道・武道・仏教はすべて哲学・医道と密接な
関係をもって現在に至っています。
武道でいうところの “活をいれる“ ”座禅を組む“(天をまつる儀式)などは精神修養、精神医療に直結していました。 今もその神髄は変わらず伝わっています。

近代医療(西洋医学)は解剖学の発達、医療機器、新薬などの目覚しい発展により今日に至っていますが、それまでは薬草(漢方)+手技療法が医学といわれる基でした。しかし近年になり、今またこの自然療法の代表格である手技療法が見直されてきています。

“手あて“と呼ばれる、いわゆるひとの手を通じて治癒に導くことの奥深さは計り知れないものです。

回想してください。小さいころ、お母さんが「痛いの痛いの飛んでいけー」となでてくれた手に「少彦名命(すくなひこのなのみこと)」が間違いなく宿っていたことは、誰もが実感するのでは?


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