背骨のおはなし。

「脊椎骨」と言われる一つ一つの骨がブロック状に積み重なったものを背骨（脊柱）と呼びます。
この中に脊髄が通っていて、これが生命体の大幹線道路。

背骨の中には、脊髄を通って脊髄神経が組み込まれています。脊髄は胸椎の１０番目位まで伸びていて、その先は腰膨大から徐々に細くなり「馬尾神経」という馬の尻尾のような束になった神経になります。　こいつが曲者。

ひとの腰は本来とても不安定なもの。すこし捻ったり、曲げたり、同じ姿勢を続けるとすぐにこの馬尾神経が「いななき」始める・・要は痛くなるのです。
人の身体というものは硬くなる性質をもっているだけに、身体の重心を保つ「腰」のトラブルは実に多いものです。
もともと体質的に身体が硬い人がいますが、この様な人は特に腰の動きに制限があり、常に腰に負担をかける動作（前傾姿勢）や、常に腰を圧迫したり、または伸ばすことなどによってこの馬尾神経を痛めてしまうケースがかなりあるようです。

一旦ひどく馬尾神経を痛めてしまうと、最終的には腰を手術しなければならなくなるケースもマレにあり、実生活に支障が出るだけでなく、松葉杖、車椅子の生活になりかねません。
とにかく足（脚）にシビレが出た、何か感覚が変だ（マヒ？）などの症状が出たら早めの対応が肝心！全体のバランスを整えて背骨の位置を正しく。大幹線道路はからだをまっすぐに突き抜ける要なのですから。

著者：天竺スタッフ

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