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「実は膝も・・・」

スポーツ障害や事故は別にして、歳をとるとまず経験するのが「膝の痛み」。これは実に多いと言うより、高齢になると10人中8~9人までが何らかのトラブルを抱えています。腰が痛いと訴えていた方が、「実は膝も・・・」と言ってくる事がよくあるのです。
痛い、伸ばして痛い、階段の上り下りの時に痛いなど・・これは筋肉痛ではなく膝の関節の痛みです。筋肉痛は「疲労」がとれればほとんどが解消されますが、高齢による膝の関節痛の多くの原因は
1、関節の狭少
2、半月板(軟骨)の劣化
3、骨棘の形成
4、靱帯の萎縮
5、下肢の筋力低下

このような事が複合的に重なり合って、曲げにくくなったり炎症を起こしたり、力が入らなくなったりします。特に中高年の女性は水腫を発生しやすくなります。これは男性より筋力などの差があり発生しやすいと言われています。
少しでも痛みが続いたら無理をせず保存療法に努め、決して捻ったり、強い負担(重いもの)をか
けない様にしなければなりません。このときの対症療法は、今後の治療改善を左右する大事な努めです。

膝に水が溜まるというのは、炎症を察知した体がその部位を冷やすために水を集めるという防御反応です。ばい菌が体に侵入したら熱を上げて戦おうとしたり、花粉やほこりをくしゃみで追い出そうとする人の体は、常に自分を守ろうと闘うのです。すごいですね!


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