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顎の進化と食べものの関係って

解剖学的には下顎骨を指しますが、ボクシング的にはアッパー、顎関節の下顎角(えら)をジョー、こめかみをテンプル。ボクシングでアッパーが決まると、のけぞるようにひっくり返る。逆転一発! 見事にこれが効くのは、回転角度が大きいのと、頚椎内脊髄神経の急激な刺激により延髄が強い影響を受け、さらに三叉神経の一部が通っている顎にダブルの影響を受けるから。

ピテカントロプスの時代は、現代人に比べて顔が「でかい」。顎も「でかい」。
……とてもでかい!強い!丈夫!な顎を持っていたとのこと。人類の進化過程において、顎は大きな変化の一つでもあったようです。
昔の資料によると、縄文時代などは上下の歯が噛み合わさっていたのが特徴で、平安・鎌倉時代はみんなフーテンの寅さんのような顎をしていたとのこと。例えがおかしいですね(笑)

昔は堅い物を食べるために顎が発達しているだけではなく、歯をいろいろな作業の補助につかったりと、結構「食べる」「話す」以外の仕事量もありました。
現在は加工食品も多く、柔らかいモノを食べる食生活に変わってきているので顎の発達も遅く、特に近頃の若者の顎の細さは顕著です。「カッコいい~」「イケテル~」のですが弱々しく見える
のは一種の女性化とも言えるかも知れませんね。

噛むという行為は、単なる食べることや顎の発達のためだけでもなく、脳の活性化にも繋がります。日頃から硬いものを嫌がらず・・煮干し、するめ、とんでもなく硬い安いお肉などはむしろ好意的に受け入れ(笑)、噛んで、噛んで、噛みち切るとなお一層、噛む行動が脳を活性化させ意識を目覚めさせることに繋がるでしょう。

まさか将来、宇宙食のように食べ物がすべてチューブ式になってしまったら、人間の「食べる」という人生の大きな楽しみの一つが失われてしまうことでしょう。それは無いにしても、そうなった時の顎の状態は?極端に退化して、それこそ宇宙人のように顎が細り、不気味?な姿が街中を歩いているかも・・

 


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