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《病は気から》...心と治癒の関係は?

「病は気から」という言葉があります。
「病気」の文字通り、病は気の持ちようで良くも悪くもなるという諺(ことわざ)。

気持ちといっても一日のうちにいろんな浮き沈みをし、時間帯や人との係わり合いなどでコロッと良くも悪くもなります。これと同時に病も治まったり再発したりしてたらたまったもんじゃないですね。
この諺からなんだか解るような解らないような、今ひとつハッキリしない、
という方がほとんどだと思います。
今回はこれを解りやすく立証付けていきたいと思います。

以前より内臓は、すべて免疫系の細胞に守られており独自に(自律的に)保護作用し
ている、というのが定説でした。
ところが最近になって、この免疫系細胞には神経が接触していることが発見された
のです。
神経とは、脳をメインホストに情報を伝えあっているネットワークです。「楽しい」
「悲しい」「愛しい」「苦しい」「怒り」「恐怖」などの情動も脳が伝達するの
です。つまり気持ちの“気“は、内蔵器系や免疫系にも伝達するのです。
もし、脳が不快なストレスの情報を伝達したらどうなるでしょう。
当然、そのストレス情報が内臓系や免疫系などに流れさまざまにリンクし合い、それぞれの活動を
制限することになります。
これが「病は気から」の意味です。
私たちは何気に「喜怒哀楽」していますが、体内でも想像を超える不思議な作用
が数多く伝達し合っているんですね。
東洋医学では人体を「小宇宙」と呼ぶのも納得です。

それにしても昔の人は、持ち合わせた「勘」というか「感」が鋭敏で、まだミクロの世界なんて知れていない時代に、この意味を体験的に立証していたとのこと。

そういうわけで不快なストレスが続くと病気になります。
逆に病気はストレスからという事も一理あるのです。

健康とは、まさに“心身ともに”!が大事です。


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