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寝たくても眠れない。
「寝たくても眠れない」・・・
小さい頃クリスマスイブに「サンタさん来るかな~」とドキドキして眠れない。明日遠足が楽しみで眠れない。など誰もが経験した「眠れない」があると思いますが、この眠れないとは正反対の『辛さ』が身に染みる「不眠症」。どんな事だってそうですが、経験した人にしか解らないつらさがあります。
「不眠病」ではなく「不眠症」。
症状があるものの疾患の本質がハッキリしない場合、「症候群」いわゆる「・・症」と診断されます。人それぞれ、数多くの原因があるようです。
「不眠症」はその状態から、入眠障害・熟眠障害(浅眠、中途覚醒)・早期覚醒に分類され
1) 騒音などの外部環境やその変化
2) 身体疾患や脳器質性障害
3) 精神分裂病、躁うつ病、神経症・・・があります。
一般の「不眠症」は神経症性不眠を指しますが、眠れない日が何日か続くと過度の不安や恐怖をおぼえてしまい、さまざまな事が頭を横切って更に眠れないという悪循環に。たとえ眠れたとしても次の日に目覚めたとき、まるで寝た気がしない。
いい睡眠というのは「入眠期」が大切です。眠ってすぐにおとずれるノンレム睡眠が深い睡眠に入らず覚醒したり、全体的に浅くなるなど不規則なパターンをとると、睡眠の「質」が低下します。質が悪いなら「量」でカバーすればいいのでは?とも考えがちですが、これも本当に体を休息させているいい睡眠とはいえません。
薬に頼りたくないものの、葛藤しながら薬に頼っているという方も多くみられますが、それもだんだんと当たり前になり、眠れないより、毎日かかさず睡眠薬を飲んでも眠れたほうが楽だ、という人も意外といるものです。
もう一度、日常生活の意識の転換=「転換期」をつくってみたりリフレッシュするチャレンジをしてみましょう。生活パターンを変えてみる。能動的なこと(スポーツや趣味など)を取り入れてみたり、習慣化した食べものの内容を見直すことも、リフレッシュにつながります。いい布団(枕)も気持ちが良くて良いものですが、本来はモノよりご自身の体が基本です。いいモノは、使い始めは感動し効果があるように感じられるのですが、人には慣れがあります。最初の感動が薄らぐと同じに、効果も感じ取りにくくなるのが世の常です。
「交感神経から副交感神経」へスムーズにバトンをつなげて、清々しい朝を迎えたいですね。