難病の症状

認知症について

認知症の公式な定義は、『後天的な脳の病気により正常に発達した知的機能が全般的かつ持続的に低下し日常生活に支障を生じた状態』とされています。 認知症で多い症状 • 同じことを何回も言ったりする • 置き忘れやしまい忘れが目立つ • 物の名前が出てこなくなった • 時間や場所の感覚が不確かになった • 些細なことで怒りっぽくなった • 財布が盗まれたという • だらしなくなった • 少し複雑な内容のテレビドラマの内容が理解できない • 以前より疑い深くなった • 人が誰であるか判断できない • トイレや寝室の場所を間違う • 洋服がうまく着られない ……

がんについて

  がん細胞は健康な人でも毎日体の中に出来ています。  最近の研究では、健康な方でも毎日約5000個のがん細胞が体の中に誕生していることが判ってきました。ただ、それらのがん細胞のほとんど全てが、大きく増殖する前にTリンパ球やNK(ナチュラルキラー)細胞の免疫細胞によって殺されています。つまり、がん細胞は毎日生まれていても、自己免疫力によって大きくならないようになっているのです。  ガン細胞を殺すキラー細胞(NK細胞)は、脳幹の免疫機能によって分泌されています。    がんの原因 免疫力の低下でがんが出……

アルツハイマー型認知症について

脳の中の記憶、理解、判断などの精神機能を担う部位が病気に侵され、それによって痴呆になるのがアルツハイマー型認知症です。 人によって差がありますが、十数年の経過を経て次第に悪化する症状です。 種類と原因 初老期に発症するアルツハイマー病と、高齢になって発症するアルツハイマー型老年認知症があります。病気の原因はまだ不明ですが、アミロイド・タンパクがまず脳の灰白質(皮質)に貯留し、それをきっかけに、老人班や神経原繊維変化(後述)が生じてくると考えられています。 この神経原繊維変化などによって神経細胞が障害を受け、その結果、脳は委縮し脳の重さも減ってきます。異常は神経細胞の形に現れるばかり……

バセドウ病について

バセドウ病は甲状腺の自己免疫疾患であり、甲状腺ホルモン過剰症とも言います。若い女性に多くみられる病気ですが、中高年で発症することもあり、男性にも発症する症状です。 バセドウ病の原因 甲状腺は前頸部の皮膚の下、器官の前方にある臓器(内分泌腺)で、全身の新陳代謝を調節するホルモン(甲状腺ホルモン)をつくっています。甲状腺ホルモンの生産・分泌は、脳の下垂体(前葉)から分泌される甲状腺刺激ホルモンが増えたり減ったりすることにより、うまく調節されています。 バセドウ病では、甲状腺刺激ホルモンとよく似たはたらきを持ち自分の甲状腺に作用する抗体が体内にできます。自己抗体は、ちょうど甲状腺刺激ホルモ……