相談症状一覧

自律神経失調症

自律神経失調症とは、自律神経のバランスが崩れることによって起こる病気で、特に精神的なストレスが引き金となって発症することが多く、 一般に内臓などの疾患から来るものではないため、なかなか診断が難しいようです。     よく「病院でいくら検査しても悪いところが見当たらず正常と言われるが、自分ではとてもきつく、明らかにつらい自覚症状はある。はた目からはわかりにくく、周囲の理解が得られず悩んでいる」などの声は多く聞かれます。   自律神経は、交感神経と副交感神経がお互いにバランスをとりながら、日常のさまざまなストレスから体を守っています。 &……

うつについて

  「うつ病」はその病名が示すようにうつ状態を中心症状とする病気です。  悲しいことやストレスが重なれば誰でも憂うつになったり気分が沈んだりしますが、そのうつ状態と「うつ病」には多くの類似点があり、はっきりと区別がつかないことが少なくありません。つまり、両者は病的であるかないかの違いに過ぎないのです。 病的でないうつ状態は一時的なもので、時間の経過とともに自然に回復していきますが、「うつ病」は自然に回復することはなかなか難しく、長期間にわたって持続します。 また、うつ病にはさまざまな身体症状が現れます。  落ち込むなどの精神症状が目立た……

睡眠障害(不眠症)について

不眠の原因として考えられているものでは、仕事や家庭生活でのストレスや心配事、「今夜も眠れないのではないか」「8時間眠らなくては」と、眠れないことや眠ること自体がプレッシャーとなってしまう・・・など心理的なものがあげられます。  次に考えられるのが、24時間制社会からくるものです。勤務時間の関係や夜遅くまで起きていることで、生活のリズムが乱れます。   人間の体には、明るくなると目覚め、暗くなると眠るという体内時計が備わっていますが、生活リズムが乱れると体がそのリズムに順応できなくなり、体内時計に狂いが生じて不眠になってしまうのです。 &nbs……

パニック障害について

  パニック障害の原因についてははっきりと解明されていないものの、脳幹からの神経伝達物質のバランスが崩れることが大きく影響しているのではないかと考えられています。  脳内のセロトニンとノルアドレナリンのバランスが崩れることでパニック障害は起きやすくなります。  脳幹がコントロールしているセロトニンには、ほかの脳内神経伝達物質の情報をコントロールし、興奮を抑え精神状態を安定させる働きがあります。また脳幹が関わっているノルアドレナリンには不安や恐怖感を引き起こし、血圧や心拍数を上げる働きがあります。  脳幹の働きが悪くなるとこの2つの神経……

頭痛について

頭痛というと「片頭痛」「頭痛もち」など慢性頭痛をイメージしますが、頭痛にもいろいろな種類があります。大きく分けると、   1.日常的な生体反応としての頭痛・・・ 二日酔いのとき、アイスクリームを食べたときなど。これは誰にでも起こります。   2.脳や全身の病気が原因の頭痛(症候性頭痛)・・・ 脳の病気やその他なんらかの病気が原因となって起こる頭痛です。   3.慢性頭痛( 片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛など)・・・いわゆる頭痛もちの頭痛です。   2の症候性頭痛の原因のなかには、脳腫瘍、くも膜下……

肩こりについて

肩こりの原因 〈厚生労働省 国民生活基礎調査の概要〉によると、「肩こり」は、男性では腰痛に次いで2位、女性では堂々1位に挙げられるほど、実に多くの方が悩んでいます。一般に肩こりが起こる原因は、次の4つが考えられます。   ① 「ストレス」 ② 「運動不足」 ③ 「筋肉疲労・眼精疲労」 ④ 「姿勢・骨格の歪み」     この4つが原因となり 筋肉が緊張したまま緩まない→血流が悪くなる→更に筋肉が緩まない状態が続く→姿勢・骨格の歪みが増大する。 この悪循環が常に体の中で起こっている状態が「肩こり」なのです。 &nb……

起立性調節障害について

循環器疾患のひとつで、特に10代に発症しやすい病気です。中学生の約1~2割ほどで、現在も増え続けています。 ただ、日常にありがちな事柄のひとつを起立性障害の症状だと判断するのは難しく、本人も自分の身体がどうなったのか分かりません。周りの人からも「起きられないのは起きたくないからだろう」、「怠けている」などと言われ、本人も意志とは逆行して思うようにならない状態に、「自分はダメなんだ」と思ってしまう傾向があります。 起立性調節障害の症状 ・朝、すっと起きられない。 ・朝、起きると頭がいたい。 ・立ちくらみやめまいがする。 ・午前中は特に調子が悪い。 いくつか思……

不眠症について

不眠症の原因として考えられているものでは、仕事や家庭生活でのストレスや心配事、「今夜も眠れないのではないか」「8時間眠らなくては」と、眠れないことや眠ること自体がプレッシャーとなってしまう・・・など心理的なものがあげられます。  次に考えられるのが、24時間制社会からくるものです。勤務時間の関係や夜遅くまで起きていることで、生活のリズムが乱れます。   人間の体には、明るくなると目覚め、暗くなると眠るという体内時計が備わっていますが、生活リズムが乱れると体がそのリズムに順応できなくなり、体内時計に狂いが生じて不眠症になってしまうのです。 &n……

副鼻腔炎について

副鼻腔は鼻(鼻腔)の周りの骨の中にある空洞で、薄い紙のような粘膜が覆い、自然口と呼ばれる孔で鼻腔に通じ粘膜は鼻の粘膜に続いている、副鼻腔粘膜の炎症が副鼻腔炎です。以前は蓄膿症などと呼ばれていました。 副鼻腔炎の原因 細菌感染などで副鼻腔に炎症がおこり、その症状が副鼻腔に広がると、副鼻腔粘膜から分泌された粘液や膿汁が溜まります。鼻腔と連絡する自然口は狭いので、少し粘膜が腫れ詰まりやすいです。 自然口がつまると副鼻腔の換気が悪化し、分泌物が溜まってしまい自然口は詰まり、一種の悪循環になります。分泌物の中には白血球があり、組織を壊す物質を出します。こうして分泌物自体も悪循環に加わることにな……

心の病について

心の病には、統合失調症、うつ病、神経症、心身症、アルコール中毒に代表される嗜癖、中毒など多くの種類があります。 神経症と心身症の違いは、強烈なストレスや葛藤があり精神的に不安定な状態になるのが神経症です。ストレスや葛藤のために身体の病気になるのが心身症です。代表的な心身症に胃・十二指腸潰瘍、気管支喘息、高血圧症、湿疹などの症状があります。 神経症の主な症状 1不安神経症 理由もなく漠然とした不安に襲われたり、人前でしゃべることが不安でどきどきして落ち着かない、など 2心気症 実際には悪くないのに、胃、腸、心臓、頭などに病気があるのではないかと、絶えず心配する。 3強迫……